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2019/05/14

金属アレルギーについて

「メタルフリー治療」のこと、ご存じですか?金属を使用しない治療のことで、審美性が高い治療ができるだけでなく、金属アレルギーの心配がなくなることも大きなメリットです。

詰め物や被せ物の治療では金銀パラジウム、矯正治療ではニッケルやクロムなどアレルギーを起こしやすい材料が使用されています。金属は金属イオンとして溶け出し、たんぱく質と結合しアレルギー反応を起こす新しいたんぱく質となり、金属アレルギーの反応が出ます。金属アレルギーはすぐに反応がでる人や、時間をおいて反応が出てくる人など様々で、多くの場合は金属イオンが蓄積することで反応がでます。

「掌蹠膿疱症」と呼ばれる、口から離れた手や足に症状が出る場合があります。お口の中の金属が原因でアレルギー反応が出た場合、お口の中の金属を取り除くことで症状はおさまります。日常の中ではチョコレートは金属成分のクロムを多く含む食品で、チョコレートを食べたときに反応がでたり、体調がすぐれないことがあれば、一度アレルギーの検査を受けられることをおすすめします。

メタルフリー治療は金属アレルギーの心配がなく、金属による歯茎の変色が起こることもないので、体に優しい治療を行うことができます。これを機に一度自分のお口の中を見て、金属を使用した詰め物や被せ物がないかを確認してみてください。

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