2026/06/30

「離乳食がなかなか進まない」
「かたいものを嫌がって食べない」
「噛まずに丸飲みしている気がする」
「飲み込みが上手にできない」
このようなお悩みはありませんか?
離乳食については、自治体やメーカーの離乳食相談で、保健師さんや栄養士さんに相談される方も多いと思います。離乳食の形態や生活リズム、食べる時の雰囲気づくりなど、いろいろと変えて取り組んでも、なかなか改善されない場合は、お口の機能の発達が関係していることがあります。
当院では、お子さまお一人おひとりの「食べる・飲み込む・話す・呼吸する」といった、お口の機能の発達や使い方をサポートする「口育(こういく)」に取り組んでいます。
「歯が生える前から歯医者に行っても良いの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいますが、歯科医院では虫歯予防や歯並び相談だけでなく「噛む」「飲み込む」「話す」といった口腔機能やお口の使い方、成長発育も診ています。

当院には「口育士」が在籍しています。口育士とは、お子さまのお口の発達や使い方について、歯科や発達、栄養などの知識をもとにサポートをおこなう専門家のことです。
口育士が、お子さまのお口の状態(歯の生え具合や噛み合わせ、舌・唇の動き)や食べ方、お口まわりの癖、成長過程を確認し、お一人ずつに合わせたアドバイスをおこなっています。
例えば、
・離乳食の進め方
・食事の内容
・食べさせ方や姿勢
・舌や口唇、頬の筋肉を使うトレーニング
などをおこないながら、お子さま一人ひとりの成長に合わせて、お口と全身の発達をサポートしています。
また、虫歯や歯の生え方、舌の裏側にあるヒダ(舌小帯)が生まれつき短い「舌小帯短縮症」などが食べにくさの原因となっている場合には、必要に応じて検査や治療をご提案します。

「離乳食が進まない」「食べてくれない」といったお悩みの背景には「口腔機能発達不全症」が隠れていることがあります。
口に入れた食べ物を、唇や舌の動きで運び、舌で押しつぶしたり歯茎ですりつぶした後、唇をしっかり閉じ、最後にごっくんと飲み込みます。
この一連のお口の動きがまだ十分に育っていないと、
・離乳食が口からこぼれる
・丸飲みになりやすい
・食べること自体を嫌がる
といった様子が見られやすくなります。
口腔機能発達不全症とは、明らかな原因疾患がないものの「食べる」「飲み込む」「話す」といったお口の機能が十分に発達していない状態のことです。
お口の機能は、呼吸や姿勢、発音、顎顔面・全身の発達とも深く関わっています。
離乳食の進み方には個人差があり「そのうち食べられるようになるかな…」「もう少し様子を見ても大丈夫かな…」と悩まれる方も多いですが、離乳食が進まない背景には、お口の機能の発達が関係していることもあります。
当院では、歯が生える前のお子さまのお口の機能や発達についてもご相談を承っています。
お子さまの離乳食の進め方で気になることがありましたら、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。
お口の機能の発達は、離乳食期だけでなく、幼児期の「小食」「偏食」「丸飲み」などにも深く関わっています。次回は、幼児期によくある「食べ方」のお悩みと、当院の口育・姿勢(軸育)サポートについてご紹介します。
| 【口育・軸育】お子さまの成長応援シリーズ 食べる・呼吸する・話す・姿勢など、お子さまのお口と全身の発達についてご紹介します。 ・「離乳食が進まない」お悩み、歯科医院にも相談ください(この記事) ・幼児の小食・偏食・丸飲みは、お口の使い方が関係しているかもしれません(次回公開予定) ・何度言っても口が開く…お口ポカンはなぜ治らないの? ・姿勢が悪いと歯並びが悪くなる? |
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