2025/08/01
虫歯リスクを調べる方法は複数ありますが、当院・西宮 長谷川歯科医院では「サリバテスト(唾液検査)」を取り扱っています。
サリバテストでは、専用のガム(無味・無香料)を噛んだ後、容器に入れた唾液を、さまざまな検査にかけて、多方面から虫歯リスクを判定します。
しかし「歯科医院で唾液検査をすすめられたけど、本当に意味あるの?」と、疑問を抱く人も少なくありません。
■ 「食べ物」「磨き方」だけが原因ではない?!
虫歯になる原因は「甘いものの取り過ぎ」や「磨き残し」だけではありません。「歯の質」や「唾液の状態」「お口内の細菌数」など、さまざまな要因が複雑に関係しています。
つまり、どれだけ丁寧にケアをしていても、根本的に「虫歯リスクが高い体質の方」もいるのです。
そのため「毎日、丁寧に歯磨きをして、甘いものも控えているのに、虫歯を繰り返してしまう…」という悩みのある人にとっては、唾液検査が大きなヒントになるのです。
■ 唾液を調べて分かること
唾液検査(サリバテスト)では、以下の内容を検査します。
【唾液の分泌量】
唾液の持つ自浄作用・緩衝能・抗菌作用は、虫歯を防ぐ働きがあります。唾液の量が少ない(分泌量が少ない)と、虫歯リスクが高まります。
【唾液の中和力(緩衝能)】
唾液の中和力が弱いと、お口の中が酸性に傾きやすく、細菌が歯を溶かしやすくなります。
【ミュータンス菌の数】
虫歯の原因となるミュータンス菌が多いと、虫歯リスクが上がります。
【ラクトバチラス菌の数】
乳酸菌飲料などに多く含まれているラクトバチラス菌(LB菌)は、善玉菌として有名です。ただし、お口の中にラクトバチラス菌が多いと、虫歯が進行しやすくなります。
■ 唾液検査を「意味がある」ものにする
サリバテストは虫歯を直接治すものではありません。「なぜ虫歯になった(なりやすい)のか」を分析・理解するための検査です。
検査結果を見て「ふーん…そうなんだ」と思って終わりは、大変もったいないことです。大切なのは、結果をもとに、ご自身にあった虫歯予防の方法を知り、実践することです。
例えば、唾液の分泌量が少ない方は「よく噛む食事を意識する」「糖分の入っていない飲み物で、こまめに水分補給をする」「キシリトール入りのガムを噛む(間食防止にも◎)」など、日常生活で取り入れられる工夫は、さまざまにあります。
■ ご自身の虫歯リスクを知ることが
最大の予防対策になります
唾液検査(サリバテスト)は自費診療のため「今は歯が痛くないから大丈夫」「費用かかるなら止めておこう」と思われる方も少なくありません。
しかし、虫歯になってからの治療には、痛みも費用も時間もかかります。
再治療を繰り返すよりも、早い段階でご自身の虫歯リスクを知り、予防策を取ることが、将来の歯、そして、大切なお金や時間を守ることにつながります。
当院では、唾液検査(サリバテスト)を7,700円(税込)で受けていただけます。
また、歯のクリーニング(PMTC)や歯周ポケットのお掃除(アウスジェット)など、虫歯・歯周病を予防するためのケアもおこなっています。
虫歯を「治す」よりも前に「発生させない」ための予防歯科なら、当院・西宮 長谷川歯科医院にご相談ください。
治療メニューMenu
9:30~12:30 / 14:30~19:30
(水・土は17:30まで)
休診日 : 日・祝日