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2022/05/26

保険治療と自費治療

保険治療と自費治療があることは皆さまご存知かと思います。今回は、保険と自費ではどのような違いがあるのかをご説明いたします。

保険治療の場合、多くの方は3割負担になりますので、治療費の総額の3割を患者様が負担し、残りの7割を国が負担します。

「とにかく保険でいいから治したい」
「できる限り費用を抑えたいから保険が良い」


などの理由で保険治療を選択される方が多いのではないでしょうか。では、具体的にどのような治療に保険が適用されるのでしょうか。

保険が適用される治療

✓ 歯石取りなどの予防処置
✓ 虫歯治療
✓ 根管治療(神経の治療)
✓ 入れ歯
✓ 親知らずの抜歯  など

上記の歯科治療以外の「インプラント」や「矯正治療」「セラミック修復」、歯のクリーニング(歯周病などに罹っていない場合)などの治療は自費治療となります。

自費と保険の違い

例えば、歯のクリーニング。
歯周病など疾患にかかった状態であれば、歯石取りなどのお掃除に保険が適用されます。

本来であれば、歯周病を予防するための歯石とりなどの予防処置が、病気にかかってからでないと保険適用にはなりません。

本当は少しでも多くの方に「予防」に取り組んでいただくことで、歯の寿命を延ばすことができるのですが残念ですよね。

使用材料について

使用する材料にも違いがあります。自費治療の場合には、もちろん制限がありませんが、保険治療の場合には使用できる材料に制限があります。


適切な選択を

自費治療は使用する材料や治療時間などに制限がないため、質の高い治療をご提供することができますが、保険治療が悪いわけではありません。

一番大切なのは、まず患者様がご自身の歯に興味を持っていただき、歯の重要性に気付いて、治療や予防に取り組んでいただくことだと考えております。

その際に、適切な選択ができるようサポートするのが私たちの役割です。

迷うことや困ったことがあれば、遠慮なくお声がけくださいね。

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