2020/09/15
当院の小児歯科でも行っている「シーラント」。子どもの生えたての奥歯(6歳臼歯)の溝は、未成熟で磨き残しになりやすい部分で虫歯になりやすいため、プラスチックの素材で溝を埋めることで虫歯から予防します。
「シーラントで溝を埋めたら、もう虫歯にならんやろ~安心、安心。」と皆さん思われますよね?実は、まだ安心できません。シーラントは「やりっぱなし」ではダメなんです。
シーラントで使用する素材は、レジンといわれる樹脂です。保険の虫歯治療でも使用される素材で、安価に治療ができるのが特徴です。その反面、歯垢が付きやすい素材で、耐久性が弱いのが欠点です。そのため、シーラントは欠けてしまうことがあり、シーラントが欠けてしまうと、目に見えないような小さな段差が出来て、段差に磨き残しが溜まりやすくなります。また、樹脂は、歯垢が付きやすい素材のためさらに歯垢が溜まりやすい部分に。
そうすると、虫歯予防のために行ったはずのシーラントから虫歯をつくってしまうことになります。では、そうならないためにはどうしたらいいのか?
答えは、定期的なクリーニングを継続することです。定期的に受診することで、シーラントが欠けてしまった場合でも、発見して対応することができます。シーラント後は、やりっぱなしにせずに、歯磨きを丁寧に行い、シーラントが欠けてしまっていないかチェックを受けることが重要です。
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