2018/12/11
前回の記事の中で、お口の中の環境が人それぞれで違う事やご自身のお口の中の環境を把握していただく重要性についてお伝えしました。じゃあ、そもそも虫歯になりにくいお口の中の環境をつくるにはどうしたらいいの?となりますよね。
実は、本当の虫歯予防は妊娠中から始める必要があります。
お口の中の虫歯菌のバランスや数は、1歳7ヶ月から2歳3ヶ月の間に決定します。それを歯科では「感染の窓」と言うほど重要な時期で、その期間中に感染しなければ虫歯になるリスクを低くすることができます。
最近のお母さん方はとても意識が高く、食べ移しをしないように気を付けたり食器の共有をしないように努力されている方が多くおられるように感じます。そのように気を付けていただくことはもちろん重要ですが、それと同じくらい重要なことはお母さんをはじめ、まわりの保育者(感染源になりやすい人)のお口の中の環境が良く、菌数が少ないことが重要です。まわりの保育者の菌保有数が少ないことで、産まれてくる赤ちゃんにも感染しにくく、感染したとしてもリスクが低い状態で留めることができます。
赤ちゃんが産まれる前から歯科医院で定期的にクリーニングを受けることは非常に重要で、お子様が将来虫歯になりにくく育つことに繋がります。ぜひ、ご家族みなさんで定期的なクリーニングの習慣をつけてください。
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