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2024/11/25

治療後も安心!長持ちのコツは「インプラント周囲炎」予防にあり

インプラントは、入れ歯やブリッジなど失った歯を補う治療法の中でも、耐用年数が長いのが特徴です。インプラントの寿命は、一般的に10年~15年と言われています。

しかし日々のケアを怠ると「インプラント周囲炎」になり、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまいます。インプラントを長持ちさせるには、お口の中のケアがとても重要です。

■インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎とは、簡単に言うと「インプラントの歯周病」です。歯周病菌によってインプラントの周辺組織が炎症を起こします。インプラント歯周炎の症状は次のとおりです。

【軽度】歯茎が腫れる。触ると出血する。
【中度】歯茎から膿が出る。口臭が強くなる。
【重度】歯茎が下がり、インプラント体が露出する。グラグラして不安定になり、抜け落ちる場合も。

・天然歯の歯周病との違い

インプラント周囲炎は天然歯の歯周病と比べて、進行が早く、重症化するリスクが高いです。

インプラントには、歯の根っこの周りを覆う膜「歯根膜」がないため、細菌への抵抗力が弱いことが理由にあげられます。

・このような方は要注意!

また、インプラント周囲炎は、生活習慣や持病によって、発症のリスクが高まることがあります。特に以下に当てはまる方は、より注意が必要です。

✓タバコを吸う
タバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させ、血流を悪くする作用があります。
✓糖尿病貧血がある
抵抗力が弱まることで、細菌感染が起こりやすいです。
✓歯ぎしり・食いしばりの癖がある
人工歯や骨に大きな負荷をかけ、歯周組織を傷つける原因になります。

■予防のためのセルフケア

インプラント周囲炎は、歯垢の中にいる歯周病菌が、インプラントと歯茎の間にある歯周ポケットに入り込むことで引き起こされます。

そのため、毎日の歯磨きと、歯と歯の間の清掃を欠かさずおこなうことで、インプラント周囲炎を予防しましょう。

歯周ケア向けの歯ブラシも数多く発売されているので、ご自身が「使いやすい」と思うものを色々と試してみてください。

■歯科医院で定期的なメインテナンスを受けましょう

歯科医院のメインテナンスでは、お口の中の状況を確認し、クリーニングや歯磨き指導をおこないます。

定期的にメインテナンスを受けることで、インプラント周囲炎を未然に防ぎ、仮に症状が起きていた場合も早い段階で治療ができます。

■インプラントの長持ちには「治療の質」も重要

インプラントの耐用年数は10年~15年と言われますが、ケアやメインテナンスを怠れば、寿命は大幅に短くなります。

また、インプラントの寿命を延ばすには、質の高いインプラント治療も欠かせません。

■インプラント治療はお任せください

当院の院長は国際インプラント学会(ICOI)の指導医・認定医の資格を持ち、年間100症例以上の実績があります。また、インプラントの素材についても、数種類の中から厳選したものを使用しています。

インプラント治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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