トータルヘルスケアプログラム(THP)の内容詳細

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トータルヘルスプログラムTHP

THP(トータルヘルスプログラム)とは

THPは、患者様一人一人に合ったオーダーメイドの予防プログラムです。
口の中の健康だけでなく、全身の健康、健康寿命を伸ばすことにつながる注目の治療です。

従来の予防治療は、ただ歯石を取ったりクリーニングを行ったりするだけの場合もあるでしょう。
しかし、THPは極限まで病気のリスクを軽減できる方法であり、新しい考え方のこれからの予防法なのです。

兵庫県で導入している医院は当院だけ!

兵庫県内で導入している医院は当院だけであり、全国でも十数件の医院でしかTHPを導入できていないのが実状です。そのため、当院にはTHPによる予防治療を希望し、遠方からご来院される患者様も多くいらっしゃいます。

■ THPはどんな歯科衛生士でも担当できるわけではありません

THPを導入するには、認定歯科衛生士が必要となりますが、1年半の導入セミナーを受講する必要があるほか、高難度の認定試験に合格しなければなりません。
導入医院がわずかなのは、このためです。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)などの施術テクニックはもちろん、虫歯や歯周病の知識、検査やメンテナンスへの理解、コミュニケーションスキルを習得し、認定を受けた衛生士のプロフェッショナルでなければ施術を行えません。
当院の担当衛生士も、約1年半の講習と厳しい認定試験合格のために日々努力を続けてきました。現在では多くの患者様に支持され、喜びの声をいただいております。

THPの内容

THPとは、「根本的歯周病治療」のことです。
病気が発症・進行するリスクに、さまざまな角度からアプローチし、根本原因を取り除くことによって症状を改善、進行・再発を防ぎます。

■ 根本原因を取り除く

治療を行っても根本的な原因は残っているため、再発を招いてしまいます。
THPは検査により根本原因をつきとめ、それを取り除くことによってリスクを極限まで低減し、虫歯・歯周病になりにくい口腔環境を作ります。

■ 原因細菌に直接アプローチ

原因となる細菌・減らすべき細菌の種類は人によって違っていますが、位相差顕微鏡で原因菌を特定し、その菌に合わせたアプローチを行うことで、効果的に細菌を減らし病気のリスクを減らせます。

THPによる診療の流れ

  • 1) 口腔内の精密な検査

    最適なオーダーメイドの治療を提供するために、検査することから始めます。検査結果をもとに、化学的根拠に基づいた予防治療を行っていきます。

    ■歯周組織検査

    歯茎や歯を支える歯槽骨など、歯周組織の状態を確認します。

    ■位相差顕微鏡検査

    位相差顕微鏡を使用して、細菌の種類や数、活動性を確認します。

    ■唾液検査

    唾液の分泌量や質、細菌の数などを調べることで、病気のリスクを把握できます。

    ■口臭検査

    口臭の原因となっている物質やその濃度などを調べます。

    ■プラーク付着検査

    磨き残しになりやすい場所がわかり、セルフケアの改善につながります。

    ■口腔内写真

    口の中の写真を管理することで、変化を把握でき、治療効果を明確にできます。

  • 2) プロフェッショナルケア

    ■PMTC

    PMTCとは、プロが行う歯石除去・歯面清掃のことです。専用の器具や薬剤を使用し、徹底的に歯面を磨き上げます。

    ■フッ素塗布

    歯面にフッ素(フッ化物)を塗布し、作用させることで、再石灰化の促進・歯質の強化・虫歯抵抗性を高めるといった効果が得られます。

    ■口腔機能水を使用した殺菌・洗浄

    高い殺菌効果を持ち、安全性の高い口腔機能水を使用して口腔内の殺菌・洗浄を行います。低侵襲で高い効果が得られます。

  • 3) 薬剤について説明

    症状に応じて、内服薬を服用していただく場合もあります。内服薬は、口の中に存在する細菌に作用する、最適な薬を処方します。

  • 4) マウスピース作成用の型取り

    3DS(Dental Drug Delivery System)専用のマウスピースを作成するために、型取りをします。
    ※マウスピースは後日完成するため、3DSを
    スタートするのは2回目受診以降となります。

    ■3DSとは?

    薬剤を入れたマウスピースを装着し、薬を歯茎に浸透させることによって虫歯菌・歯周病菌を集中的に殺菌する治療法です。この除菌療法により、薬が細菌に直接作用し、自宅でも原因細菌を減らせます。

THPのメリット・デメリット

■ THPのメリット

  • ・歯周病・虫歯のリスクが低減する
  • ・低侵襲で高い効果が得られる
  • ・通院回数が少ない
  • (6~8回の受診で治療を終了し、メンテナンスに移行するケースが多いです)
  • ・根本原因を取り除くため、再発しにくい(効果を維持できる)

■ THPのデメリット

  • ・保険が適用とならない
  • ・リスクを減らす生活習慣を心がける必要がある
  • ・自宅でのケアや薬の服用などが必要となる

THPはこのような方に向いています!

  • ・歯周病に絶対なりたくない
  • ・歯周病の進行を確実に防ぎたい
  • ・従来の治療で効果が得られていない
  • ・一生自分の歯で噛みたい
  • ・虫歯になりやすい

THPに関するよくある質問

THPは痛いですか?

THPはさまざまな検査・診療を行いますが、ほとんど痛みはありません。
体に負担のかかる施術なく、安全に予防治療を受けていただけます。

THPは高いのでは?

日本は「歯が痛くなったら歯医者に行く」という人が多いです。
しかし、痛くなる前の治療が歯を守ります。
歯を失ってインプラントにしたり、何度も病気の再発を繰り返したりしている方が、費用負担・体への負担が大きくなってしまうでしょう。

薬には副作用がありませんか?

歯周病治療に使用される薬は複数ありますが、副作用が少ない薬ばかりなので、それほど心配要らないでしょう。主に使用されている「ジスロマック」も副作用は少ないですが、一般的な風邪薬などと同様、まれに下痢などの副作用が生じる場合があります。

関連書籍

■ オーラル・プロバイオティクス・セラピー

院長 長谷川孝が著者として参加した「オーラル・プロバイオティクス・セラピーの本」が、医学情報社から2016年6月に発売されました。
当書籍は、急速に浸透しつつあるプロバイオティクスの歯科における入門書です。

詳しくは「医学情報社の書籍紹介ページ」まで。

■ トータルヘルスプログラムによるストラテジー

院長 長谷川孝が著者として参加した「トータルヘルスプログラムによるストラテジー」が、デンタルダイヤモンド社から2016年1月に発売されました。「トータルヘルスプログラム」とは、口腔内のリスクを低減するための予防を基軸とした取り組みです。

詳しくは「デンタルダイヤモンド社の書籍紹介ページ」まで。